非平衡量子多体物性理論研究室

大阪公立大学 大学院理学研究科物理学専攻 物性物理学講座において、非平衡量子多体系の理論研究に取り組んでいます。

研究内容: 情報科学と物質科学の融合による非平衡開放系の強相関物理の理論

当研究室では量子多体系における非平衡物理や統計力学、量子情報に興味をもって物性物理の理論研究をしています。近年、極低温に冷却された原子集団である冷却原子系などにおいて、散逸の存在する量子開放系が実現されました。特に最近では、パラメータの自在な制御によって、開放系特有の量子状態や、量子力学的な情報量の非平衡相転移などを実現できることがわかってきています。その一方で、物理に多様性をもたらす強相関効果が、散逸の下でどのような豊かな非平衡現象を誘起するのかといった問題は系統的理解からは程遠いのが現状です。このような背景の下、実験グループとも密接に連携しながら、散逸と強相関効果の協奏で発現する非平衡量子多体現象を研究しています。

測定

最近の研究
 量子測定が誘起する多体物理の新たな普遍性の解明

近年、測定の反作用によって引き起こされる孤立系には存在しない新しい物理現象が次々と報告され、凝縮系物理・統計力学・原子物理・量子情報などの幅広い分野から注目を集めています。我々は量子多体系における測定の反作用がもたらす部分系の揺らぎのダイナミクスを理論的に解析することで、実験的にも低コストで実現可能な、新たな普遍性をもつ測定誘起多体効果が現れることを明らかにしました。

Students and Postdocs

卒研生・大学院生・PDを募集しています

大阪公立大学大学院理学研究科・非平衡量子多体物性理論研究室にて卒研生・大学院生を募集しています。 ご興味のある方はお気軽にメールでご連絡ください。学振PDも受け入れ可能です。

最近の活動

2026

  • 7月14日 publication

    原著論文 Kondo breakdown induced by non-Hermitian complex hybridization が Physical Review B 誌に出版されました 。

  • 7月9日 event

    共同研究者の鄭 従真さん(大阪大D3)が研究室に来訪しました。

  • 7月6日 ~ 7月17日 event

    研究協力者の松原虎之介さん、竹森颯真さん、藤井淳太朗さん(東京科学大)が研究室に滞在しました。

  • 7月4日 publication

    原著論文 "Measurement-induced spatially nonuniform fluctuations of the local particle number and their crossover in a quasiperiodic free-fermion chain" を arXiv に投稿しました 。

  • 5月13日 award

    山本講師が第39回 安藤博記念学術奨励賞を受賞しました。


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